開口部の外断熱|外付けブラインド「ヴァレーマ」オスモ&エーデル社

外付けブラインド

今回の建材紹介は外付けブラインドです。開口部から流入する夏場の熱エネルギーをガラスの外側で遮断することで、室内への流入を大きくカットすることができる外付けブラインドは開口部の外断熱と言えるでしょう。
 

目次

外付けブラインド「ヴァレーマ」|オスモ&エーデル株式会社

オスモ&エーデル社の外付けブラインド「ヴァレーマ」は、アルミ合金製の軽量ブラインドです。
スラット厚は通常の室内ブラインドの約2倍の0.45mmで、防腐食処理が施されているため外部環境に適応した強度と耐久性を備えています。
外付けブラインド外観内観


 

開口部の室内側の開放性や大開口ガラスの透明性を損なわないデザインが特徴で、最大5mの開口幅に対応でき、開閉操作は電動または手動で行います。
また、三角形や台形などの特殊な形状の開口部にも設置可能です。
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スラットのデザイン

スラットのデザイン形状は3種。さらにフラットタイプは60mm、80mm、100mmの3種のスラット幅に対応できます。
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ロールタイプ
標準的なスラットタイプ。
両端部がロール状になっています。


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フラットタイプ
両端部のロールをなくし、スッキリとしたデザインとなっています。
収納時がコンパクトに納まります。


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Z型タイプ
光を遮断できるタイプです。室内を暗室にできます。


 

スラットのカラーは全26色から選択できます。
スラットカラー


 

ガイドレールのデザイン

ガイドレールは、ケーブルガイドタイプとレールガイドタイプの2種類です。

ケーブルガイドタイプ
ケーブルガイドタイプ
ガイドレールのないすっきりしたデザインが特徴です。
スラットの横方向のラインが途切れることなく、大開口への設置に適しています。
スラット収納時にも余計なものが見えないすっきりとしたデザインとなります。


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ケーブルガイドタイプのスラットには、ケーブルホールと呼ばれるケーブルを通す穴があります。アイレットという、ケーブルホールを補強する樹脂部品を付けることもできます。(フラットスラットの例)

img_1_4ケーブルは、プラスチックで表面をコーティングしたスチールケーブル。これによってスラットを風から守ります。下端に取り付けられたテンションアングルでしっかり固定。


 

レールガイドタイプ
レールガイドタイプ
スラットの両端をレールガイドに沿わせて昇降させるタイプです。
様々なデザインのガイドレールがラインナップされています。


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レールガイドタイプのスラット端部の形状(ロールタイプ)


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レールガイドには豊富なデザインのラインナップ。


 

リモコンと自動制御システム

外付けブラインドの懸念事項は強風による破損です。
「ヴァレーマ」の電動昇降装置にはオプションで風力センサー光量センサーによる自動制御システムに対応しています。昇降には手動とリモコンによる電動昇降が選択できますが、強風による破損等のリスク等を考えますと、風力センサーを組み込んだ電動昇降タイプのもの一択となるでしょう。
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陽光風力センサー
光量を感知し、朝夕の自動昇降に対応する。おなじく強風時には風力センサーにより自動的に収納され、ブラインドの破損を回避する。


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通常の昇降はリモコンで操作することができます。
複数のブラインドをグループ化して一度の操作で昇降することも可能。


 

まとめと高機能制御システム

外付けブラインド導入時に考慮すべき点をまとめました。
まずは、外観の意匠に与えるインパクトが非常に大きいので、導入検討の際には、外観デザインをブラインドも含めてトータルにコーディネートする必要があると思います。
また、強風による破損を回避するために、風力センサーによる自動制御システムの導入は必須であると考えます。それらのオプション機能も含めたコストを考えると結構な高額商品となりますので、あらかじめ予算を設定しておくべきだと考えます。
デザインと機能の必然性と、それらに対してしっかりとした予算を割り当てることができれば非常に興味深い製品であることは間違いありません。
また、「ヴァレーマ」には大型施設向けの高機能自動制御システムがあります。次の記事ではそれらの機能について詳しく解説します。

外付けブラインド「ヴァレーマ」の詳細ページはこちら

ビルなどの大型施設向けの「ヴァレーマ」高機能自動制御システムについての解説記事はこちら
 

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