今回は、自宅にも設置できる限りなく天然芝に近い感覚の転がりと外観を実現したゴルフ専用の人工芝の紹介です。
ゴルフ専用人工芝プログリーン|INOX 東栄株式会社(日本総代理店)
このグリーンは通常の人工芝マットではありません。天然芝に限りなく近い感覚の転がりを実現するために、ポリプロピレンのパイルに3種類の疑似砂を敷き込んだ合成グリーンとなっています。
その構造を簡単に説明いたします。
プログリーンの構造(室内の場合)
- 砕石ダスト t=50mm以上
- 人工芝マット t=18mm
- 人工芝マットのパイルの間に詰め込む疑似砂3種 (t=13mm程度)
必要最低設置厚さ約70mm(アンジュレーションをつける場合はそれ以上)
カップの深さ約150mm以上 ※推奨(150mm以下も可能ですが、入るボールの数が減ります)
(詳しくはメーカーまたは代理店に確認願います)
プログリーン施工手順
- コンクリートスラブの上に、砕石ダストと呼ばれる基礎となる砂状のものを敷き込んで転圧します。
- アンジュレーションはこの砕石ダストで調整され、さらに転圧されます。
- カップを設置します。
- プログリーン本体(人工芝)のロールを設置します。
- パイル(芝の毛足)を立てるためにブラッシングされます。
- 立たせたパイルの隙間にゴムチップを散布します。
- さらにその上にシリカサンド(疑似砂)を散布します。
- 表層部分はトップドレッシング(緑のセラミックチップ|疑似砂)が敷き込まれます。
このトップドレッシングの敷き込み量(表面に出てくる人工芝の毛足の長さ)によりグリーンの早さを調整します。 - ローラーをかけて仕上りです。
プログリーン施工例
当事務所ではゴルフバー(兼レッスンスタジオ)のシュミレーションゴルフスクリーンの手前に、2.2m × 8.0m(約18㎡)の大きさで設置しました。カップは3箇所で、スライスライン、フックライン、ストレートラインのそれぞれが打てるようにアンジュレーションを調整しています。価格は約70万円でした(プログリーン本体工事のみの価格)
ボールの転がりはかなり天然芝に近い感覚だと思われます。私たちのようなアマチュアゴルファーには十分すぎる贅沢な練習グリーンです。
この店では、アプローチ(5〜7ヤード程度)のレッスンにもこのグリーンを使用しています。ボールの跳ね方やスピンの効き具合が天然芝のそれに近い感覚です。
私もこの店で何千球と練習させてもらいました。(そのおかげかどうかわかりませんがベストスコアが7打縮まり、もう少しで70台というところまで来ました!)
うちの自宅にも欲しいです(笑
プログリーン ショット用人工芝のラインナップ
プログリーンには、パター・アプローチ用だけでなく、通常のアイアンショットにも対応した人工芝のラインナップもあるようです。
色合いや毛足の長さによるバリエーションの違いがあります。
プログリーン ナチュラルシリーズ
プログリーン リアルナチュラルシリーズ
プログリーン ニューバリューターフ
プログリーン アメリグラス
ゴルフショット練習用TeeLine
詳細はメーカーのサイトを参照願います。
プログリーン詳細ページ|INOX 東栄株式会社(日本総代理店)
プログリーンの実物が見たいという方は是非 → カフェ&ゴルフ ラグラス|渋谷区代々木