屋上緑化というものは、都市部の周辺環境や、設置する建物自体の温熱環境を改善するという目的で設置するものですが、植物が本来持つ視覚的なリラックス効果というものは、屋上緑化と同時に屋上利用を積極的に行わない限り期待できないものとなります。
また、屋上緑化の問題点として、スペースの制約、建物に余計な荷重負荷を与える、排水機能に障害を与えないよう継続的なメンテナンスが必要であるといったことなどが挙げられます。
今回紹介する製品はそれらの問題点を軽減しつつ、緑化による視覚的な効果を周辺に対しても与えることができる商品です。
緑化笠木「アルウィトラ モス」｜株式会社ABC商会
アルミ緑化笠木「アルウィトラ モス」は、屋上のパラペット部分に設置する緑化補助システムです。
植栽基盤となるアルミ製プランターをブラケットにてパラペット部分に直接取付けることで簡単に設置することが出来ます。
パラペット部分を線状に緑化すれば、少ない面積でも周辺に対する視覚的な効果が得られます。
構成部材
「アルウィトラ モス」の構成部材です。
モスプランター
定尺寸法：W160mm H150mm L4,000mm
容量： 96L
モスブラケット
ワイヤー補助材設置用の跳ね出しがあります。
コーナー部ワイヤーピック
ワイヤー補助材支持部材です。
各種部材の組立て後は写真のようになります。
土壌と灌水システム
ABC商会のカタログによると、「アルウィトラ モス」専用の植栽基盤となる土壌と、自動灌水システムには、株式会社マサキ・エンヴィックの製品が推奨されています。通常のアルミ既製笠木を含めた重さは、約13.6〜16.7Kgとなります。（土壌湿潤時/植栽荷重除く）
リンク
現在のところ、ABC商会のWebサイトには「アルウィトラ モス」の紹介ページは見当たりません。（2014年8月現在）
詳細についてはメーカーに直接お問い合わせ願います。