クロゼットの奥行き寸法基準|Fits フィッツクリアケース

住宅やマンションなどの設計時に、クロゼットの奥行きサイズを決める基準寸法の設計メモです。
当事務所ではクロゼットの奥行き寸法(有効寸法)を、およそ4つの基準寸法で決めています。
それぞれ用途によりいくつかの意味があるわけですが、市販の衣装ケース(プラスチック製のクリアケース)が収まる寸法に合わせるというのを一つの基準にしています。
それぞれの基準寸法を、市販のクリアケースでおそらく最も多く売れているであろうと思われる、定番の衣装ケース「Fitsケース」のサイズ一覧と合わせて紹介いたします。

目次

クロゼットの奥行き寸法基準とFitsケース奥行き寸法一覧|設計メモ

シューズクロゼット奥行き350mm|Fitsケース(スモールサイズ30.7cm)

fitscasesmallエントランス廻りなどに設けるシューズクロゼットの基準としている有効奥行き寸法です。
男性用の革靴やスニーカーを、購入時の箱に入れて保管する場合などには奥行き350mmのクロゼットにほとんどのものがぴったりと収まります。
もちろん箱に入れずに納める場合や、女性用のヒールなどであればさらに小さな奥行き寸法で済みますが、男性用の革靴を平置きする場合は、最低でも320mmは欲しいところです。
このサイズのクロゼットに収納できるFitsケース「スモールサイズ(奥行き30.7cm)」または「プチサイズ(奥行き27.2cm)」です。
靴の手入れ道具や工具類を納めるのにちょうど良い大きさです。
※ クロゼット奥行き有効寸法を375mm以上確保すれば、Fitsケーズの「ミニサイズ(奥行き36.9cm)」も収納できる大きさになります。



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衣装クロゼット奥行き550mm|Fitsケース(奥行き53cmタイプ)

fitscase53一般的な衣装クロゼットの基準としている有効奥行き寸法です。
ハンガーにかけたスーツやシャツ、薄めのコートなどがぴったりと収まる寸法です。
(厚手のダウンジャケットなどを収納するには少し厳しい寸法です)
この奥行き寸法にぴったりなクリアケースは、Fitsケース(53cmタイプ)となります。
幅は30cm、39cm、44cmの3種類、高さは18cm、23cm、30cmの3種類となっています。
このサイズのFitsケースは必要に応じてキャスターを取付けることも可能です。



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衣装クロゼット奥行き750mm|Fitsケース(奥行き74cmタイプ)

fitscase74奥行きに余裕を持たせた衣装クロゼットの基準としている有効奥行き寸法です。
厚手のコートやダウンジャケットなどを余裕を持って収納できます。
また、敷き布団や掛け布団を3つ折にして収納できる寸法でもあります。
(一般的な敷布団、掛け布団の長さ210cm/3=70cm)
この奥行き寸法にぴったりなクリアケースは、もっとも普及しているであろうFitsケース(74cmタイプ)です。
幅は39cm、44cmの2種類、高さは18cm、23cm、30cm、35cmの4種類です。
一番小さいタイプ(幅39cm、高さ18cm)以外はキャスターを取付けることができます。



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押し入れサイズクロゼット奥行き850mm|Fitsケース(奥行き41cmタイプ)2列

fitscaselittle昔ながらの押し入れ(半間サイズ)と同じサイズのクロゼットの奥行き基準寸法です。
最近ではこのサイズの奥行き寸法を持ったクロゼットはあまり作ることはありません。
Fitsケースのリトルサイズ(奥行き41cm)を前後2列に配置して、季節ごとに夏物冬物を入れ替えるといった使用方法をする方もいらっしゃいますが、わずらわしいので好んでこのサイズのクロゼットを希望する方は少ないでしょう。


Fitsケース 全サイズ一覧

Fitsケースの公式ページに全27サイズの一覧表がありましたので参考までにどうぞ。
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フィッツケース全サイズ一覧表
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Fits公式Webサイトはこちら

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