ハイグレードレンジフード アリアフィーナの低価格ブランド「アリエッタ」

前回の記事で紹介した、ハイグレードレンジフード「アリアフィーナ」のラインナップの中のひとつ「アリエッタシリーズ」を紹介いたします。アリエッタはアリアフィーナの外観デザインのコンセプト、排気能力等はそのままに低価格化を実現したコストパフォーマンスのよい商品ラインナップとなっています。

目次

アリアフィーナ アリエッタシリーズ

Betta|ベッタ | BETF-901

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ベッタ | BETF-901 (アリエッタシリーズ|壁面取付けタイプ)
大きさ: 幅900mm 高さ550~900mm 奥行630mm (高さ調整は要別売ダクトカバー使用)
製品寸法図(PDF)
カラー:ステンレス

上面排気(スリム型)
風量[m3/h] 強:540/520 中:370/320 弱:190/170
消費電力[W] 強:95/110 中:65/67 弱:35/34

BETF-901 S ¥150,000(税抜)
 

Barchetta|バルケッタ | SBARF-901

SBARF-901RS_miageSBARF-901RS_misage

バルケッタ | SBARF-901(アリエッタシリーズ|横壁取付けタイプ)
大きさ: 幅900mm 高さ550~900mm 奥行630mm (高さ調整は要別売ダクトカバー使用)
製品寸法図(PDF)
カラー:ステンレス

上面排気(サイド)
風量[m3/h] 強:570/545 中:400/340 弱:155/140
消費電力[W] 強:93/112 中:64/67 弱:26/25

SBARF-901R S ステンレス ¥171,000(税抜)

※ アリエッタシリーズのペニンシュラ型オープンキッチン用レンジフード
 

Center Barchetta|センターバルケッタ | CBARF-951

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センターバルケッタ | CBARF-951(アリエッタシリーズ|天井取付けタイプ)
大きさ: 幅900mm 高さ600~760mm 奥行650mm (高さ調整は要別売ダクトカバー使用)
製品寸法図(PDF)
カラー:ステンレス

上面排気(センター)
風量[m3/h] 強:640/625 中:540/455 弱:315/245
消費電力[W] 強:100/125 中:95/102 弱:70/67

CBARF-951 S ステンレス ¥202,000(税抜)
 

アリアフィーナの他の商品とアリエッタの違い

アリアフィーナの他の商品に比べ価格が安めに設定されているアリエッタシリーズですが、違いはなんでしょうか。
外観デザインの印象はさほど違いはなく、排気能力も同等ですが、アリアフィーナのWebサイトをじっくり見ますといくつかの小さな違いがわかります。

例として横壁取付け型の2機種を比べてみます。
左の写真がサイドマヤ|SMAYAL(税抜¥308,000)で、右の写真がバルケッタ(アリエッタシリーズ)|SBARF-901(税抜¥171,000) です。
SideMaya01SBARF-901RS_misage

サイト内の説明書きも含めて相違点を比べてみます。

  1. ディテールデザインの違い
  2. フィルターの有無
  3. オイル回収システムの違い
  4. 加熱機器連動機能の有無
  5. 排気部シャッターの有無、ダクトダンパー(別売)と連動が可能
  6. リモコン操作(オプション)が可能
  7. 内部照明の違いとタイマー機能の有無
  8. 操作部のデザインの違い
  9. 省エネモーターによる消費電力の違い

解説

  1. フード本体エッジ部分の厚みが違うのがわかります。サイドマヤの方がよりシャープな印象を与えます。
  2. サイドマヤはフィルターレス、バルケッタはフィルター付きとなっています。フィルターレスだと、目詰まりによる排気能力の低下がなく、お手入れの手間もかかりません。
  3. 2に関する機能ですが、サイドマヤはi-Drop方式と呼ばれるファンの遠心力を利用した油の分離回収機能によりフィルターレスを実現しています。
  4. サイドマヤは加熱機器(NECフォーマットで富士工業コードの赤外線信号(38kHz)を発信する機種)と連動させて運転することができます。
  5. サイドマヤには排気口に電動密閉式シャッターが付いています。また天井内のダクトに設置した市販の電動ダンパーと連動させることも可能です。
  6. サイドマヤにはオプション購入でリモコンによる操作が可能です
  7. 手元灯が、サイドマヤはLED、バルケッタは蛍光灯となっています。
  8. 操作部が、サイドマヤがタッチボタン式、バルケッタは凹凸式のボタン操作となります。さらにサイドマヤには3分間のタイマー機能がついています。当然、見た目のデザインもタッチボタンの方がスタイリッシュです。
  9. サイドマヤは省エネタイプのモーターを採用しているため、消費電力が小さくなっています

アリエッタシリーズはアリアフィーナのデザインコンセプトはそのままに、他の細かな機能を削ぎ落して低価格化を実現した商品ということですね。
定価での比較になりますが、12万円ほどの値段の差と細かな便利機能のどちらを選択するかはクライアントの意向によるといったところでしょうか。

センターバルケッタ|アリエッタの設置例

IMGP1171


当事務所の施工例です。とある住宅のアイランドキッチンに設置しています。キッチン本体のステンレス天板や、他のステンレス製家電との相性もよく統一感が出ています。

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