今回の建材紹介はトランス内蔵型のLED棚下灯です。
LEDスリムライト | スガツネ工業
各社がこぞって開発・販売しているLEDライトですが、一時に比べると価格も手頃になり、商品もぐっと増えて様々なデザインのものが選べるようになってきました。
とにかくコンパクトで、省電力・長寿命というのが特徴のLEDライトですが、逆に演色性、照度などに難があるイメージがあります。
しかし開発がすすみ、最近は照度・演色性にも改善が見られつつあるようです。
今回紹介するのは、スガツネが自社で開発・製品化しているスリムライトで、照度と演色性にすぐれたLEDランプです。
LEDスリムライト SL-RU-100シリーズ
照度はハロゲンランプ20W相当で、消費電力はわずか4.5W。
器具の厚みは19mmの棚板に埋込みが可能です。
そして演色性を表す数字は、Ra90となっています。
このRa90という数字ですが、平均演色評価数といって、太陽の光のもとでの物体の色の見え方を100とした、照明による物体の色の再現性を表しています。
すなわち、照明で物体を照らした場合に、100に近いほど自然光に近い色合いに見えるということで、これを演色性がいいと考えます。
Ra90
Ra70
(スガツネWebカタログより)
ちなみにスガツネの営業の方の話しだと、従来のLEDがRa70程度、白熱球・ハロゲンランプがRa95~98、蛍光灯がRa70~80だそうです。
最近は省エネの観点から嫌われ気味の白熱球ですが、演色性はすごいですね。
大きさだけなら、LED照明で似たようなものはいくらでもあるかもしれませんが、このSL-RU-100シリーズはトランスを内蔵しているというのが最大の特徴ではないでしょうか。
つまり、本体を普通にAC100Vのコンセントにつなげば光るということで、あの、いつも置き場所や隠し場所に困る、バカでかい(LED照明にくらべて)トランスのことを忘れてもよいというのは設計者にとってありがたいです。
リフォームでキッチンやディスプレイ棚に後付けするのも簡単ですね。
– SL-RU-100シリーズの商品紹介ページはこちら (Webカタログ) –
スガツネの従来のスリムLEDランプももちろん健在です。
こちらはスガツネがドイツHERA社より輸入・販売している商品です。
SL-T型(薄型タイプ)
SL-M-100型(面付タイプ)
SL-H-100型(埋込タイプ)
SL-RH-100 / SL-RS-100型 丸形面付タイプ
こちらはトランスが必要になりますが、その分価格は控えめとなっています。ちょっとした間接照明やディスプレイ、ニッチなどにすっきりと納まってくれます。
薄型タイプはわずか8.8mmです!