今回は設計の初期段階で建設予算についての話をする場合、住宅ローンシミュレーションを簡単に行うサイトの紹介です。
金融機関のサイトにも様々なシミュレーションページがありますが、このサイトはとにかく簡単に行えます。
「フラット35」 住宅ローンシミュレーション|住宅金融支援機構
CMでおなじみの住宅金融支援機構の固定金利住宅ローン「フラット35」の紹介サイトです。
この中にローンシミュレーションが行えるページがあり、3種類の計算方法でローンシミュレーションが行えます。
※ 「フラット35」は固定金利ローンですので、シミュレーションはすべて固定金利の場合を想定しています。
計算方法は以下の3種類です。
- 借入希望金額から返済額を計算
- 毎月の返済額から借入可能金額を計算
- 年収から借入可能額を計算
住宅ローンシミュレーションを実際に使ってみる
この中から最も使うであろう「借入希望金額から返済額を計算」のシミュレーションを実際に計算してみます。
仮に全体予算を3,400万とし、うち400万(11.76%)を自己資金で用意してあるという前提です。
- ① 借入希望金額「3,000万」を入力します。
- ② 返済期間を入力します。フラット35の最長返済期間である「35年」を選びます。(36年以上はフラット50)
- ③ 返済方法を選びます。一般的な「元利均等」を選択します。
- ④ ボーナスで支払う割合を選択します。半年に1度1ヶ月分をボーナス返済で上乗せすると仮定した場合、およそ「15%」になります。
- ⑤ 最新の金利情報をリンク先から調べます。35年返済で融資率90%以下の場合は1.73%〜2.43%でした(2014年5月現在)
- ⑥ 金利を3パターン入力します。1.現時点での最低金利 1.73%適用(「フラット35」Sを利用)の場合。2.最高金利 2.43%適用(「フラット35」Sを利用)の場合。3. 金利1.73%で「フラット35」Sを利用しない場合 の3パターンです。
※ チェックボックスをクリックするだけで「フラット35」Sを利用する場合の金利割引条件は自動で設定されます。 - ⑦ 「計算する」ボタンをクリック。
計算結果は一瞬ででます。
条件に設定した3パターンでの毎月の返済額と総返済額が表示されています。
金利の差による返済額の違いが大きいことがわかります。
また、「フラット35」Sを利用した場合とそうでない場合の総支払額の差もわかります。他の計算方法も使い方の基本的な部分は同じですので、設計の補助ツールとしておおいに役立てましょう。
※ 変動金利の場合のシミュレーションは金融機関のサイトを参照願います。
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